検査入院の時、地下の検査室で龍神様に必死に祈った話です。
最終日に最後の検査を済ませたら、やっと退院できるという日。
前の記事で般若心経のおかげで自我を失いかけた状態からは免れた息子でしたが、朝から息子の体調は今までで一番最悪の状況でした。
検査入院する際には普通に自分の足で歩いていたのに、たった5日間の間に病院内のいろんな目に見えないものの影響をもろに受けたようで、自力で歩くのもままならない状態になってました。
こうなると、一刻も早くこの状況から脱したい、早く退院しなくては息子を守れないと焦る私。
吐き気でベッドから起き上がるのもやっとなので、看護師さんが貸してくれた車椅子に乗らせて、最後の検査のある病院の地下室に向かう途中、限界がきた息子はついに吐きました。
それでもなんとか車椅子を押して地下室に降りたとき、滅多に泣かない息子が泣き出しました。
ここは病院の中でもやばいところかもしれない。。
息子の泣く様子をみた看護師さんのうちの1人が、「じっと動かない状態でないと難しい検査になるので、今日の検査は無理じゃないですか?」と言われました。
今日の検査を済ませないと退院が延びてしまうので、もう少ししたら息子は落ち着くから受けさせて欲しいと頼むと別の看護師さんがいいですよ、落ち着くまで様子をみましょうと、その地下の脳血流を検査するそれは大きい装置のある暗い検査室で息子と2人の時間を作ってくれました。
今でもこの看護師さんの心遣いには本当に感謝してます。
おかげで、私は検査台に横たわった息子の手を握って一心に龍神様の祝詞を何度も何度も唱え続けました。
何か強いものに反応しているとしたら、強い龍神様の祝詞じゃないとダメだと直感的に思ったのです。
大きい龍神様が地下室の天井を縦横無尽に行き来する様子が頭に浮かび、一生懸命唱えていると、
「ママ、手が震えてるよ」
と、落ち着いた息子に言われ、そこで自分の手にかなり力がこもっていたことに気づきました。
そして息子がもう検査を受けても大丈夫だと言ってくれたので無事に検査を受けることができました。
退院が決まり、息子もここから離れることに心底ほっとしたようで、帰る際はまた自力で歩けたので、退院手続きの看護師さんも驚いた顔をしていました。